2つの数の最小公倍数を計算します。
最小公倍数(2つの数)
最小公倍数(2つの数)の計算について
最小公倍数を計算したい2つの数を入力し「最小公倍数を計算」ボタンをクリックすると、入力された値の最小公倍数が表示されます。
また、最小公倍数を素因数分解で求める方法と、筆算で求める計算方法も表示します。
入力する数は、2から10,000,000,000,000,000までの整数で入力してください。
最小公倍数とは
倍数は、ある数を整数倍した数で、2の倍数なら2を整数倍して2、4、6、8と無限に続きます。
2つ以上の整数に共通な倍数を公倍数といい、その中で最小のものを最小公倍数といいます。
例えば、4と6の最小公倍数を求めるとします。
4の倍数は4を1倍、2倍していき「4、8、12...」となり、6の倍数は「6、12、18...」となります。
4の倍数:4, 8, 12, 16, 20, 24, 28, 32, 36...
6の倍数:6, 12, 18, 24, 30, 36...
これらの倍数のうち、共通する「12, 24, 36」などが4と6の公倍数になり、その中で最小の12が4と6の最小公倍数になります。
最小公倍数の計算方法
最小公倍数を計算するには、それぞれの数を素因数分解する方法や、共通の素数で割っていく方法などがあります。
例:30と36の最小公倍数を計算します。
1. 素因数分解で計算する方法
それぞれを素因数分解します。
30 = 2 × 3 × 5
36 = 22 × 32
それぞれの素数の、指数の大きい方を書き出して積を計算します。
よって、最小公倍数は 22 × 32 × 5 = 180 になります。
2. 筆算で計算する方法
筆算で最小公倍数を計算します。
最小公倍数を計算したい数を並べて、それらの数を割り切れる素数を左に書きます。
2で割り切れるので、左に2を書きます。
2 | 30 | 36 |
それぞれの数の下に、左の数で割った商を計算して書きます。
ここでは、それぞれを2で割った6と9を書きます。
2 | 30 | 36 | |
15 | 18 |
それぞれの数を割り切れる素数がなくなるまで割っていきます。
割り終えたら、左側の数と下の数のL字型の部分の数を掛けた数が最小公倍数になります。
2 | 30 | 36 | |
3 | 15 | 18 | |
5 | 6 |
よって、最小公倍数は 2 × 3 × 5 × 6 = 180 になります。