3つの数の最大公約数を計算します。
最大公約数(3つの数)
最大公約数(3つの数)の計算について
最大公約数を計算したい3つの数を入力し「最大公約数を計算」ボタンをクリックすると、入力された3つの値の最大公約数が表示されます。
また、最大公約数を素因数分解で求める方法と、筆算で求める計算方法も表示します。
入力する数は、2から10,000,000,000,000,000までの整数で入力してください。
最大公約数とは
2つ以上の整数に共通な約数を公約数といい、その中で最大のものを最大公約数といいます。
例えば、8と12と16の最大公約数を求めるとします。
8の約数は「1、2、4、8」で、12の約数は「1、2、3、4、6、12」、16の約数は「1、2、4、8、16」になります。
これらの約数のうち、共通する「1、2、4」が8と12と16の公約数になり、その中で最大の4が8と12と16の最大公約数になります。
最大公約数の計算方法
最大公約数を計算するには、それぞれの数を素因数分解する方法や、共通の素数で割っていく方法、約数を書き出す方法などがあります。
例:24と36と60の最大公約数を計算します。
1. 素因数分解で計算する方法
それぞれを素因数分解します。
24 = 2 × 2 × 2 × 3
36 = 2 × 2 × 3 × 3
60 = 2 × 2 × 3 × 5
それぞれに共通の素因数を書き出します。
共通の素因数:2, 2, 3
これらの共通の素因数の積が、最大公約数になります。
よって、最大公約数は 2 × 2 × 3 = 12 になります。
2. 筆算で計算する方法
筆算で最大公約数を計算します。
最大公約数を計算したい数を並べて、それらの数を割り切れる素数を左に書きます。
2で割り切れるので、左に2を書きます。
2 | 24 | 36 | 60 |
それぞれの数の下に、左の数で割った商を計算して書きます。
ここでは、それぞれを2で割った12と18と30を書きます。
2 | 24 | 36 | 60 | |
12 | 18 | 30 |
それぞれの数を割り切れる素数がなくなるまで割っていきます。
割り終えたら、左側の縦の数を掛けた数が最大公約数になります。
2 | 24 | 36 | 60 | |
2 | 12 | 18 | 30 | |
3 | 6 | 9 | 15 | |
2 | 3 | 5 |
よって、最大公約数は 2 × 2 × 3 = 12 になります。
3. 約数を書き出す方法
それぞれの約数を調べて、最大のものを抜き出します。
24の約数:1, 2, 3, 4, 6, 8, 12, 24
36の約数:1, 2, 3, 4, 6, 9, 12, 18, 36
60の約数:1, 2, 3, 4, 5, 6, 10, 12, 15, 20, 30, 60
よって、最大公約数は 12 になります。