分数を約分して、簡単な分数にします。
分数を約分
分数を約分について
分数を入力し、「計算する」ボタンをクリックすると、入力した分数を計算して約分して簡単な分数に変換します。
分数の分子、分母の部分は小数でも入力することができます。
分子、分母は10桁まで入力することができます。
また、途中の計算方法も合わせて表示されます。
約分とは
約分とは、分数の分子と分母を同じ数で割って簡単な分数にすることをいいます。
分数の分子と分母に0以外の同じ数を掛けたり、分子と分母を0以外の同じ数で割っても分数の大きさは変わりません。
そのため、同じ数で割ることで大きさの変わらない等しい分数で、簡単な分数に変換することができます。
例えば、12に2を掛けた24も、3を掛けた36も等しい分数になります。
12 = 1 × 22 × 2 = 24
12 = 1 × 32 × 3 = 36
そのため、この性質を利用することで、分子と分母を同じ数で割ることで簡単な分数にすることができます。
約分の方法
公約数で割っていく方法
約分をするには、まず分子と分母のどちらも割り切れる数(公約数)を見つけて、分子と分母を割ります。
これを公約数がなくなるまで繰り返すことで約分することができます。
- 1. 分子と分母の公約数を見つけて、分子と分母を割ります。
- 2. これを割り切れる数がなくなるまで繰り返します。
計算例
例:618を約分します。
分子と分母を2で割ります。
618 = 6 ÷ 218 ÷ 2
= 39
分子と分母を3で割ります。
= 3 ÷ 39 ÷ 2
= 13
これ以上割り切れる数がないので、618 = 13となります。
最大公約数で割る方法
分子と分母を公約数で割って約分する場合は、公約数が多い場合は何度も割っていく必要があります。
別の方法として、分子と分母の最大公約数で割ることで、一度で約分することができます。
- 1. 分子と分母の最大公約数を計算します。
- 2. 1で求めた最大公約数で分子と分母を割ります。
計算例
例:2436を約分します。
24と36の最大公約数を計算すると12になります。
分子と分母を12で割ります。
2436 = 24 ÷ 1236 ÷ 12
= 23
よって、2436 = 23となります。