ある数の〇〇パーセント増しはいくつかといった計算や、ある数は元の数から何パーセント増しかといった計算をします。
パーセント増しの計算
パーセント増について
〇〇パーセント増しについて
パーセントは割合を表す単位で、全体を100として表します。
パーセント増の場合は、元になる量を100としてそれに割増のパーセントを加えた値が、割増後の割合になります。
例えば50人のクラスで、人数が20%増加した場合、割増後のクラスの人数は、50 × (100 + 20) ÷ 100 = 60人となります。
20パーセント増加したというのは、元になる量を100パーセントとして120パーセントになったということなので、120 ÷ 100 = 1.2で、元になる量に1.2をかけるのと同じことになります。
〇割増について
「割」もパーセントと同じ割合を表す単位で、全体を十として表します。
パーセント増の場合は元になる量を100とするのに対して、割増の場合は元になる量を10としてそれに割増分を加えた値が、割増後の割合になります。
例えば50人のクラスで、人数が1割増加した場合、増加後のクラスの人数は、50 × (10 + 1) ÷ 10 = 55人となります。
〇割増の場合もパーセントと同じように、1割増えたというのは元になる量を10割としたとき、増加後の量は11割ということなので、11 ÷ 10 = 1.1で元になる量に1.1をかけるのと同じになります。
パーセント増しの計算方法
ある数の○○パーセント増しはいくつ?
パーセントが元の数を100とした場合の割合を表しているので、100にパーセント増を加えた数を100で割ることで、元の数を1としたときのパーセント増し後の割合を求めることができます。
ある数にその割合をかけることで、ある数の○○パーセント増しを計算することができます。
ある数は元の数から何パーセント増し?
割合はある元になる量に対して別のものの量を表す値なので、ある数を元の数で割ることで割合を求めることができます。
パーセントで表す場合は、全体を100とするのでその割合に100をかけることで、ある数は元の数の何パーセントかを計算することができます。
何パーセント増しか計算したい場合は、そこから100を引くことで元の数からの増加分が分かります。
○○パーセント増しがある数のとき、元の数はいくつ?
元の数に対して○○パーセント増しがある数なので、ある数から元の数を求める場合は逆に割合で割ることで求めることができます。
割合は全体の100とパーセント増し分を足した値になります。
パーセントなので、それに100をかけることで、元の数を計算することができます。