ある数は全体の何パーセントかといった計算や、ある数の〇〇パーセントはいくつかといった計算をします。
パーセントの計算
割合・パーセントについて
割合について
割合とは、ある元になる量に対して別のものの量を表す値です。
基準に対して比べられる量がどのぐらいを占めているのかを、比率で表します。
なので、割合は比べられる量を元の比べる量で割ることで求めることが出来ます。
割合は分数や小数、パーセントなどで表現します。
小数や分数で表す場合、比べられる量が元になる量より小さい場合は、割合は1より小さくなります。
逆に、比べられる量が元になる量より大きい場合は、割合は1より大きくなります。
例えば、50人のクラスで男子が20人いた場合、クラスに対する男子の割合は、20 ÷ 50 = 0.4となります。
パーセントについて
パーセントは割合を表す単位で、全体を100として表します。
割合を分数や小数で表す場合は全体を1として表すのに対して、パーセントは全体を100とするため、100をかけることで計算することが出来ます。
先ほどの50人のクラスで男子が20人いた場合の、クラスに対する男子の割合は、20 ÷ 50 × 100 = 40%となります。
100を基準とするため、比べられる量が元になる量より小さい場合は100パーセントより小さくなり、比べられる量が元になる量より大きい場合は100パーセントより大きい値になります。
「割」について
「割」もパーンセントと同じ割合を表す単位で、全体を十として表します。
パーセントが百分率と言われるのに対して、割は十分率ともいわれます。
割よりも小さい割合を表す場合に、「分」や「厘」が使われる場合もあります。
「分」は「割」の10分の1、「厘」は「割」の100分の1を表すので、1割=10分=100厘となります。
例えば、3.45割は3割4分5厘と表すこともできます。
パーセントの計算方法
ある数の○○パーセントはいくつ?
パーセントが全体を100とした場合の割合を表しているので、パーセントを100で割ることで全体を1としたときの割合を求めることができます。
ある数にその割合をかけることで、ある数の○○パーセントを計算することができます。
ある数は全体の何パーセント?
割合はある元になる量に対して別のものの量を表す値なので、ある数を全体で割ることで割合を求めることができます。
パーセントで表す場合は、全体を100とするのでその割合に100をかけることで、何パーセントかを計算することができます。
○○パーセントがある数のとき、全体はいくつ?
全体に対して○○パーセントがある数なので、ある数から全体を求める場合は逆に割合で割ることで求めることができます。
パーセントなので、それに100をかけることで、全体を計算することができます。